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シャーロック・ホームズで大好きな話3選


1887年 イギリスの医師であるアーサー・コナン・ドイルによって産み出されたシャーロック・ホームズ。長身で痩せ型、ハンチング帽とコートを身に纏いパイプをくわえたそのシルエットは世界で最も有名な探偵の姿ではないでしょうか。100年以上が経過した今でもシャーロキアンと呼ばれる熱狂的なファンが存在し、人々の心を捉え続けています。私もそんなホームズに心を奪われた少年の一人です。小学生の頃借りた本の中の探偵に夢中になった私はすぐに親に頼み込んで全ての話を揃えてもらいました。それらは今でも私の本棚にしっかりと鎮座しています。消去法を筆頭とする彼の論理的な考え方は少年の憧れでもありますし、大人の方にも学べることがあるのではないかと思います。今回はそんなシャーロック・ホームズシリーズの中から私のお気に入りの話を3つ紹介します。
※若干のネタバレあり
目次

お気に入りの話

緋色の研究

「人生という無色の糸かせには、殺人という緋色の糸が分かちがたく混じりこんでいる。ぼくたちの任務は、それを解きほぐし、分離し、端から端まで一インチも残すことなく白日のものにさらけだすことなんだ」(緋色の研究より)

シャーロック・ホームズシリーズの始まりとなった話ですね。戦争から帰還し、下宿先をさがしていたワトスン博士がホームズを紹介されるところから物語が始まります。最初からホームズらしさ全開の挨拶でもう一気にイギリスの世界に引き込まれてしまいました。まだ、ホームズとワトスン博士の仲がそれほど深まっていないところもホームズってどんな人なんだろうというワクワク感を増幅させます。

緋色の研究  シャーロック=ホームズ全集 (1)

緋色の研究 シャーロック=ホームズ全集 (1)

踊る人形

「中間の推理を、そっくりぬきとり、出発点と結論だけを聞き手の前にもちだせば、これはごまかしかもしれないが、あいてをおどろかす効果はたいへんなものだろう。」(踊る人形)

こちらもかなり有名な話です。依頼者の持ち込んで来たまるで子どもの落書きのような絵が重大な事件へと発展してしまいます。ホームズの鮮やかな暗号解読が読みたいのならば迷わずこの一冊をお勧めします。冒頭のホームズとワトスン博士のやりとりも必見です。

三人ガリデブ

「ワトソン君、やられたのじゃなかろうね?後生だから、そんなことはないといってくれ」(三人ガリデブ)

赤毛連盟と比較されることが多い作品ですがどちらかというと赤毛連盟のほうが評価が高いように感じます。三人ガリデブは後に発表されたものなのでどうしても二番煎じの印象を受けるのでしょう。しかし、私はこちらの三人ガリデブも素晴らしい作品だと思っています。この作品はガリデブという名前のひとを見つけたら遺産をのこすという奇妙な遺書の調査にホームズが取り組む話です。最後ホームズとワトスン博士が犯人のところへ乗り込む場面があるのですが、ワトスン博士が拳銃で撃たれ負傷してしまいます。そのとき普段は冷静なホームズが感情をあらわにするところが注目です。

シャーロック=ホームズの事件簿 上  シャーロック=ホームズ全集 (13)

シャーロック=ホームズの事件簿 上 シャーロック=ホームズ全集 (13)


まとめ

いかがでしたでしょうか?今回紹介したのはあくまで私の好きな話ですので他のどの作品も全ての素晴らしい話です。小さい頃にそういえば読んだなぁって人、まだ読んだことない人ぜひ図書館などに足を運んでみてください。